会社名
代表者
設立日
東京本社
札幌支社
株式会社青々
山内將生
2022年9月16日
〒104-0001
東京都中央区銀座3丁目11-3
LEAGUE銀座306
〒060-0062
北海道札幌市中央区南二条西1丁目
7-1 二番館ビル bokashi内
ミュージアムは新しい価値観との出会いをくれる場所
アートディレクター
堀川 綾子
東京の下町出身。東京藝術大学大学院修了。地元に新しくできた「すみだ水族館」で働きたいと思い、新卒でオリックス水族館に入社。展示制作や企画広報、地域連携などを担当しながら、学びの体験プログラムの企画制作を行う。約4年間、現場での仕事を担当したのちに、開発に関わりたい気持ちが強くなり、UDS株式会社に転職。国内外の水族館の設計に携わる。2023年に独立し、DESIGN STUDIO KAISUIを立ち上げ、ミュージアムにおけるデザイン全般を専門領域として活動中。著書に『水族館 いきものとひとのいちにち』(福音館書店)。
好きな生物はクラゲ。
−現在、担当している仕事についておしえてください
札幌の水族館「AOAO SAPPORO 」の展示ディレクターとして展示の企画と制作をしています。いまは一旦完成した展示をよりよくするためにチームで議論しながら改善を進めています。展示担当といっても展示物だけでなく、それをとりまく解説のデザインや空間やスタッフのコミュニケーションまでが展示の範囲のため、現在は「AOAOデザインサークル」というチームを部署を超えて結成し、飼育スタッフ・運営スタッフとともに毎週のように相談しています。また、ショップで販売しているグッズの企画・デザインを担当したり、株式会社青々のコーポレートサイトも担当しました。
−あなたが「青々しい」と思うことはなんですか
「植物」「太陽の光」が思い浮かびました。いま私は家の中でモンステラ、プルメリア、ガジュマルなどの観葉植物を育てています。夏場は毎朝、外に出してシャワーで水をあげるのが日課なのですが、若くてへろへろだった葉っぱが日の光を浴びてどんどん濃い緑色になっていく様子に植物の生命力と太陽のパワーを感じます。
また、私自身は30代になって子育てに奮闘中なこともあるせいか、さまざまなものが「成長」していく様子に生命の青々しさや喜びを感じるようになりました。
−あなたが実現したい、青々しい未来をおしえてください
都会で暮らす人たちが心地よく過ごせる居場所をミュージアムで作る。なぜ、都会なのかというと、孤立・教育格差・健康・少子化などの課題に対して、ミュージアムの場ができることがありそうだからです。幼少期に東京に住んでいた私は自然体験に憧れていましたが、森や海には特別な日にしか行けず、悶々としていた時期がありました。そんな私にとってミュージアムは新しい価値観との出会いをくれる刺激的な場所でした。また、水族館に勤めていた時、年齢やことばを超えて来館者同士の気持ちが一体になるような瞬間を何度も目の当たりにして心を動かされました。全ての人が境遇や立場に縛られずに好きなことを探求できる未来を実現したいです。
−仕事の相棒を紹介−
A4の紙とパイロット フリクションボールノック 0.7mm ブラックです。デジタルでもメモは取れますが、やっぱり紙とペンは使いやすい。企画をたてるときやデザインの制作をするときは、アイデアを出しながら、ラフにどんどん書いていくことで、考えをまとめています。いちばん気兼ねなく書けるのがこの紙とペンです。
青々しい人たち 一覧へ
青々しい人たち